畳についた家具の跡、自宅でケアできる?
- メンテナンス方法
畳を使っているお宅の方からお聞きするお悩みで多いのが、家具の設置跡に関するお悩み。家具の重みで畳がへこんで跡がついてしまった、というご相談です。
本来、畳の上にタンスなどの大きな家具を置くことは衛生面からもおススメできませんが、和室に低いテーブルや座椅子を置いてお茶や趣味をゆっくり楽しみたい、という方もいるでしょう。テーブルや座椅子のような軽めの家具であれば、畳につく跡も比較的軽度なことが多いので、自宅ケアで復元していただけます。
さっそく畳のへこみケアの方法をご紹介しましょう。なお、この方法でケアできるのはイ草の畳です。和紙や樹脂製の畳には行わないようご注意ください。また、火傷や畳の変色にも注意が必要です。自己責任で行うのが心配な方は、専門家に見せて判断を仰ぎましょう。
畳についた家具のへこみケア方法
用意するもの:
水を入れた霧吹き、水で濡らして絞った厚手のタオル、アイロン、ドライヤー
手順:
- へこみ跡を霧吹きで湿らせ、水分がイ草に十分浸透するまで5分程度おきます。
- アイロンを高温に設定します。
- 絞った厚手のタオルをへこみ跡にのせ、上からアイロンをかけます。イ草の水分がアイロンの熱で膨張してへこみ跡が解消されるまで、20秒に1度は経過を確認しながら行ってください。アイロンを当てたまま長く放置すると畳が変色するので注意!
- 湿らせた部分を乾拭きし、ドライヤーで乾かします。
この方法で復元できない重度のへこみは、張替えをおススメします。弊社でも張替え対応が可能ですので、お気軽にご相談ください。